奈良県でおすすめの注文住宅メーカーを紹介します！

一生に一度の買い物ともいわれるマイホーム購入ですが、もし注文住宅を建てるとしたら、みなさんどんなところにこだわりたいと考えるのでしょうか？今回は「注文住宅を建てるときにこだわりたいポイント」についてアンケート調査を行いました。

第1位は「耐震性や断熱性といった機能面」でした。大切な家族と快適にながく住み続けられる家を建てるためにも、耐震性や断熱性といった機能面にこだわることは重要です。

たとえばテクノストラクチャーという耐震住宅工法を用いて建てた家は耐震性が高く、大きな地震への備えになります。その他断熱性能や気密性能などは暮らしやすさにも直結するので、しっかりこだわるべきでしょう。

第2位は「費用が予算内で収まるか」でした。予算内で希望通りの家を建てたいという方も多いでしょう。注文住宅は自分で自由に設計できるぶん、あれもこれもとよくばると予算がオーバーしがちです。優先順位をつけて設計を行うことで、予算におさまる金額で納得の家を建てられるでしょう。

第3位は「信頼できるハウスメーカーか」でした。こちらの話をしっかり聞いてくれたり、スムーズに対応してくれるハウスメーカーになら、安心して施工を依頼できますよね。また、家を建てた後にどこまで保証してくれるかといった住宅保証内容やアフターメンテナンスの期間などもチェックすると、信頼できるハウスメーカーが見つけやすいでしょう。

アンケートの結果は以上となります。次の見出しでは、ハウスメーカー・工務店の選び方について、詳しく解説していきます。

奈良県を対象エリアとしている注文住宅メーカーは数多く存在しているため、どのメーカーに依頼すればいいかわからないと悩む方もいるのではないでしょうか。そんな方のために、まずはハウスメーカーや工務店を選ぶ際にチェックしたいポイントをご紹介します。

好みのデザインに対応しているか

ハウスメーカーや工務店選びでまず注目したいのが、提供している住宅のデザインです。メーカーや工務店の公式サイトには、住宅の情報や施工事例などが掲載されていることが多いので、それをチェックして得意としているデザインを確認しましょう。

洋風、和風、モダン、スタイリッシュ、フレンチスタイルなど家にはさまざまなスタイルがあり、家族の好みに合わせて長く愛着を持って暮らせる家を建てることが大切です。ぜひ家族で話し合い、どのようなデザインの家にしたいのかを決めていきましょう。

また見た目はもちろんですが、家の中の雰囲気なども重要になってくるので、より気になるデザインを提供しているハウスメーカーや工務店には、資料を請求したり展示場やショールームなどに訪れたりして、さらに詳しくデザインをチェックしてみてください。そして理想のマイホームを建てられる住宅メーカーを選びましょう。

耐震などの性能が高いか

性能の高さも、住宅メーカー選びで重視したいポイントです。重視したい性能は豊富にありますが、なかでも地震から家族や財産を守るための耐震性能、家族が健康に暮らしていくための断熱・遮熱性能などはとくに外せない性能です。

耐震性は「耐震等級」という指標で示すことができ、等級1～3に分けられています。耐震等級1は、きわめてまれに発生する大地震による力に対して倒壊・崩壊しない程度、等級2は「耐震等級1」の1.25倍の耐震性能、等級3は「耐震等級1」の1.5倍の耐震性能となっており、耐震等級3の家が、より耐震性の高い家だと判断できます。そのため住宅メーカー選びをする際には、どのような工法で建てられ、耐震等級がどのレベルなのかをチェックしてみてください。

そして家族が1年中快適で健康的に暮らすためには、断熱性能や遮熱性能の高い家が求められます。断熱・遮熱性能が高く、外気温に左右されない家であれば快適さはもちろん、エコで光熱費を抑えられるお財布に優しい家にもなります。ぜひ性能にこだわった家づくりをしている住宅メーカーを選び、安全に快適に暮らせる家を手に入れましょう。

見積もりが予算と見合うか

家は基本的に住宅ローンを組んで長く支払いを続けていく大きな買い物なので、見積もりを確認し、予算に見合う家づくりができるかも必ずチェックしましょう。同じ内容の家を建てる場合でも、依頼する住宅メーカーによって価格が大きく変わる場合もあります。

建ててから後悔しないためにも、お金のことはしっかりと確認し、納得できる価格を提案してくれる住宅メーカーを選びましょう。また支払いは20年、30年と長く続くため、将来の状況を見極めて予算を決めることも大切です。

自分たちの収入や状況に見合わない住宅ローンを組んでしまうと、将来ライフスタイルの変化や収入の変化などで支払いが困難になってしまうケースもあります。将来のお金のことまで含めて予算を組むためにも、まずはお金のプロであるファイナンシャルプランナーなどに相談するのもおすすめです。

保証の期間・内容が手厚いか

保証やアフターサービスの内容、期間なども住宅メーカー選びでチェックしたいポイントです。家は建てるまでよりも、建ててからの方が長い付き合いになるものであり、この先ずっと安心して暮らしていくためには十分な保証やアフターサービスのある住宅メーカーに依頼するのがおすすめです。

保証内容としては住宅の長期保証や、地盤保証、設備保証などがあると安心でしょう。保証の期間については各住宅メーカーで大きく異なるので、ぜひ気になる住宅メーカーの公式サイトや資料などを確認して保証の期間を見てみてください。

また家をつねによい状態で保っていくためには、定期的なメンテナンスも必要です。メンテナンスのタイミングや期間なども住宅メーカーごとに異なるので、自分たちにとって安心できるメンテナンスを提供しているかなども確認してみてください。安心して暮らし続けるためにも、不安を感じずに暮らしていけるサービスを提供している住宅メーカーを選びましょう。

営業担当者と相性が合うか

住宅メーカー選びでは、営業担当者との相性もかなり重要です。営業担当者は施主の窓口であり、施主の意向を現場に伝えたり、現場の状況を施主に伝えたりするための大切な役割を担っています。

万が一担当者との相性が悪いと、コミュニケーションがスムーズに行えず、自分たちの希望がうまく伝わらない可能性があり、最終的にイメージしていたものとは異なる家になってしまうかもしれません。そのくらい担当者との相性は重要なので、もし少しでも不信感を覚えたり不安になったりする担当者であれば、変更してもらうのもおすすめです。

また営業担当者のなかには自分の売り上げばかりを重視し、施主の希望に沿わない提案や予算に合わない提案をしてくる方もいます。その場合も遠慮なく担当者を変更してもらい、安心して家づくりができるようにしましょう。

ここでは、奈良県内の人気エリアの平均坪単価や建築費の平均相場について解説していきます。合わせて、奈良県で注文住宅をお得に建てるために活用したい補助金の制度もご紹介します。家づくりをスタートする前にチェックしておきましょう。

県内人気エリアの平均坪単価

県内でとくに人気の高い奈良市・生駒市・橿原市の3エリアの平均土地単価をまとめました。

参考：土地代データ｜奈良県の市町村地価ランキング

この表から読み取れるように、県内の中心部である奈良市が奈良県内でもっとも平均坪単価の高いエリアであることが分かりました。
利便性が高いエリアは坪単価が上がりやすい傾向にあるようです。

参考までに、上記の3つの市を通る主要鉄道の沿線地価もそれぞれご紹介します。通勤や通学で電車を使う予定のある方は参考にしてみてください。
まずは奈良市を通る主要鉄道の沿線地価から紹介します。

続いて、生駒市を通る鉄道の沿線地価のまとめです。

最後に、橿原市を通る鉄道の沿線地価のまとめです。

建築費の平均相場

土地の費用のほかに建築費もチェックしておきたいポイントです。住宅支援機構の集計によると、2022年の奈良県における注文住宅の建築費用は平均3,825万2,000円です。

また土地付きの注文住宅においては平均3,332万3,000円、建売住宅の平均は2,903万7,000円となっています。平均を見ると4,000万円以内で注文住宅を建てている方が多いため、こちらも参考にしながら予算を立ててみてください。

お得な住宅の補助金制度

お得に家を建てるために活用したいのが住宅の補助金制度ですが、奈良県でも住宅に関する補助金制度があります。

スマートハウス普及促進事業

奈良県では緊急時のエネルギー対策および省エネルギー対策のために、スマートハウスに関わる設備を設置する県民に対して補助金の交付を行っています。補助対象設備の種類・条件は「定置用リチウムイオン蓄電池」「家庭用燃料電池（エネファーム）」「太陽熱利用システム（強制循環型/自然循環型）」となっており、それぞれ制度が適用される要件や補助金の額、補助対象者は異なります。
参考：奈良県公式サイト｜スマートハウス普及促進事業について

ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）補助金制度

ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）を取得する方や、ZEHに改修する方が対象となるのがZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）補助金制度です。補助額はZEHが60万円（加算あり）/戸、ZEH＋が105万円/戸、次世代ZEH＋が105万円（加算あり）/戸となっています。
参考：国土交通省公式サイト｜ZEH、LCCM住宅関連事業（補助金）について

地域型住宅グリーン化事業の補助金（国交省）

地域型住宅グリーン化事業は国土交通省の制度です。こちらもZEHや省エネなど高性能な住宅に対するものですが、「ZEH支援事業」や「次世代ZEH+実証事業」と異なるのは、工務店で建てる家に適用されることです。すべて木造住宅が対象となっており、必要な認定は「長寿命型」「ゼロ・エネルギー型」「高度省エネ型」「省エネ改修型」です。
参考：地域型住宅グリーン化事業公式サイト

いずれの制度も詳しくは奈良県の公式サイトなどをチェックしてみてください。

奈良県内でどのエリアにマイホームを建てるか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。ここではそんな方のために、奈良県内で住みやすい街とその特徴を詳しくご紹介します。ぜひチェックして自分たちに適した街を選びましょう。

奈良市は県内の中心部で利便性が高い

奈良市は奈良県の北端に位置する県庁所在地で、奈良県の中心となる街です。県内でもっとも人口が多く栄えているため、大型の商業施設や商店街が多く、日用品の購入や休日のショッピング、外食などに困ることもありません。

また電車はJR関西本線のほか、近鉄奈良線などの路線を利用でき、大阪へは30～40分、京都へは40～50分と、電車1本で行けるので非常に利便性が高いという魅力もあります。さらに子育て支援制度も充実しており、市内には大きな公園などもあるため、子育て世帯も安心して暮らすことができるでしょう。

このように奈良市は県内の中心部であることから、利便性が高い点や、周辺への通勤や通学も便利な点からファミリー層におすすめのエリアといえます。

生駒市は大阪へのアクセスが良好

生駒市は大阪府と京都府に隣接している街で、とくに大阪へのアクセスが良好なことから人気があるエリアです。近鉄生駒駅を中心に「けいはんな線」「難波線・奈良線」「生駒線」「生駒ケーブル」の4路線の乗り入れが可能で、近鉄奈良駅へは乗り換えなしで約15分、近鉄大阪難波駅へは乗り換えなしで約25分、JR大阪駅へは乗り換え1回で約35分程度となっています。

また、主要駅である近鉄生駒駅付近には大型のショッピング施設も充実しており、食品からファッション、雑貨まで日常生活の買い物に困ることはないでしょう。

そして生駒市は車での移動も便利な地域でもあります。主要道路は国道168号、国道163号線、第二阪奈道路となっており、有料道路である阪神高速道路13号東大阪線に接続しているため、大阪へアクセスしやすいのが特徴です。これらの道路を利用すると、奈良市内まで25分程度、大阪市内まで40分前後で到着できるので通勤にも便利です。

橿原市は歴史と自然に囲まれた生活が魅力

橿原市は奈良県の真ん中に位置しており、県内では奈良市に次ぐ大きな街です。すぐ隣には飛鳥時代の宮殿や史跡が多く発掘されている、古代ロマンあふれる明日香村があり、気軽に自然や歴史に触れられる街でもあります。

また橿原神宮は「日本のはじまりの地」として有名で、全国から参拝者が訪れる場所でもあります。そんな橿原市には、近畿日本鉄道の大阪線と南大阪線が通っており、主要駅は大和八木駅と橿原神宮前駅です。

大和八木駅からは大阪の難波駅まで約30分、橿原神宮前駅からは阿部野橋駅まで約40分と利便性も高く、大阪府で働く方のベッドタウンとしても人気があります。電車以外にも、奈良交通バスやコミュニティバスも通っているので、交通の面で不便さを感じることもなさそうです。

注文住宅を初めて建てる方は、どのような流れで進んでいくのかがわからないために不安に感じることも多いでしょう。安心して家づくりを進めていくために、ここでは注文住宅を建てる際の流れをご紹介していきます。

まずはイメージを固めよう

注文住宅を建てる際には、まずイメージを固めることからスタートします。それと同時に予算の検討も行っていきましょう。

建てた家に住む方の理想や希望をしっかりと話し合いながら、間取りや内装はもちろん、外装や将来的な要望などもまとめてみてください。具体的なイメージが難しい場合は、現在住んでいる家で不満に感じている点を挙げ、どのようにすれば不満を解消できるかを考えていくと意見がまとまりやすいでしょう。

また外観や内装についての具体的なイメージをするためには、住宅メーカーのホームページや資料などに掲載された画像を見てみるのもおすすめです。そのなかでもとくに気になる住宅メーカーがあれば、展示場やショールームなどに出向いて実際に見て触れてみるといいでしょう。

そして予算の検討は、もっとも基本的で重要なステップでもあります。万が一予算の立て方を見誤ってしまうと、住宅ローンの資金繰りや返済が難しくなってしまう可能性があるので、将来的なことも踏まえたうえでじっくりと検討していきましょう。

予算や建てる家のイメージが固まったら、続いて住宅メーカー探しのステップに入ります。これと同時に土地探しもスタートさせ、気になる住宅メーカーから間取りプラン・見積もりを提示してもらいましょう。複数社のプランや見積もりを比較しながら、最終的に依頼したい1社に絞っていきます。

打ち合わせから引き渡しまでの流れ

依頼する住宅メーカーが決まったら工事請負契約（本契約）を締結します。工事請負契約が締結されたら、住宅メーカーとより詳細な建築プランの打ち合わせをしていきましょう。

打ち合わせでは間取りの詳細の決定、住宅設備・建材・建具・内装や外観デザインなどの決定、着工日や地鎮祭などの日取り決め、住宅ローン本審査などの確認を行っていきます。住宅メーカーでは、建てる家が建築基準法などに適合しているかどうかを自治体に確認する「建築確認申請」も進めていきます。

住宅ローンの本審査に通過し、建築確認申請をクリアできたらいよいよ着工となります。着工前には近隣への挨拶をしておくと、ご近所とのトラブルを未然に防げる可能性が高くなります。また工事が開始されたらできるだけ現場にも訪れ、問題なく工事が進んでいるかを確認しましょう。

建物が完成（竣工）したら、自治体への建築確認申請に基づく「完了検査」を受けます。そして建物の引き渡し前には施主が立ち合い、図面通りに家が建てられているかをチェックします。この際に図面と異なる箇所があった場合や設備に不具合があった場合、また傷や汚れなどがある場合は修正を依頼してください。

引き渡し日には金融機関から住宅ローン融資が実行され、建物の名義が変わり、鍵や保証書などを受け取って説明を受けたら、入居可能となります。引っ越し時には公共料金の住所変更なども忘れずに行いましょう。

支払いのタイミング

注文住宅を建てる際は、お金の流れが気になる方も多いでしょう。注文住宅の建築時は、一般的に3～4回に分けて建築費の支払いを行うことになります。

最初に支払いが発生するのは工事請負契約（本契約）締結時で、このときには建物代金の約5～10％を支払うことが多いです。次の支払いのタイミングは着工時で、このときには建物代金の約30％を支払うことになります。

続いて、建物の骨組みが完成した上棟時に建物代金の約30％～40％を支払い、最後は引き渡し時に残りの分を支払います。支払いのタイミングや料金はある程度住宅メーカーと相談することができるので、事前に相談して不安なく支払いを行えるようにしておきましょう。

マイホームは一度建てると何十年と家族が暮らしていく場所なので、家族が安心して健康に暮らせるような家づくりをすることが大切です。そのためには、家族の希望を叶えてくれるような提案ができる住宅メーカー選びをしましょう。

奈良県にもたくさんの住宅メーカーがありますが、まずは公式サイトを見たり資料請求をしたりしながら、自分にぴったりな住宅メーカーを見つけてください。そして理想のマイホームを手に入れましょう。