光熱費を節約できる注文住宅を作るには?

公開日:2023/08/29

夢の注文住宅を建てる際は、建物のデザインや間取りなど、楽しみな部分が多いですが、ランニングコストについても考える必要があります。とくに光熱費は、今後も上昇していく見通しが立っており、光熱費を節約できるような家づくりを、真剣に考えていく必要があるでしょう。今回は、光熱費を節約できる注文住宅を作るポイントについて解説します。

オール電化・ZEH住宅を建てる

光熱費は電気やガスを使用した際に発生する料金のことですが、光熱費を節約するためにはどのような家づくりを考えたらよいのでしょうか。

結論からいえば、建物自体の品質をあげたり、生活のなかで工夫をしたり、なるべく電気やガスを使わないような、生活環境を実現するという点につきます。家づくりにおいて、どのようなポイントに気をつければよいのかを解説していきます。まずは、オール電化・ZEH住宅を建てることです。

オール電化のメリット

オール電化とは、使用する光熱費をすべて電気で対応することです。ガスを利用することはできなくなるため、ガスの基本料金すら支払う必要がなくなり、必然的に光熱費をおさえられます。

ガスとの併用ではなくなることと、日々の光熱費の管理もしやすくなるため、節約にはうってつけです。加えて太陽光発電も設置すれば、電力を生み出すことも可能なので、節約環境をより向上させられるでしょう。

ZEH住宅のメリット

ZEH住宅とは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称で、太陽光発電で電力を生み出し、断熱効率のよい設備を導入した住宅のことで、高断熱で快適な生活ができるような仕組みを指します。太陽光発電の導入で、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回るような住宅となるので、光熱費の節約が目指せる住宅といえます。

高気密高断熱の注文住宅を建てる

次に、高気密高断熱の住宅を建てることです。高気密高断熱の家であれば、年間を通して快適な温度で気持ちのよい生活が可能となります。それでは、気密と断熱が住まいにどのような効果をもたらし、光熱費の削減につながるのかを、解説します。

高気密高断熱のメリット

断熱性能を高くすると、外気の影響を受けにくく、快適な温度での生活が可能です。少ないエネルギーで冷暖房がきき、部屋の温度がキープされやすい環境となります。温度がキープされて長持ちしやすいので、光熱費の削減につながるのです。

また、気密性能も同様で、気密性能が高まれば、換気への効率を上げられます。適切な換気ができないと、光熱費に影響します。気密性能が悪い場合、屋内外の温度差によっては換気の逆流が発生するのです。適切な換気ができないと、冷暖房で作り出した部屋の気温が室外に漏れ出してしまうために、非効率となってしまいます。

気密性能を高くすれば、熱のロスを防ぎ、冷暖房を使いすぎることなく、生活できるのです。高くつきがちな冷暖房費用をおさえられれば、光熱費をおさえられるので安心できます。

水回りを工夫する

最後に、水回りの工夫も重要なポイントです。工夫次第で光熱費や水道費も節約できるので、注文住宅を建てる際は下記の内容を検討するようにしましょう。

節水・節湯型水栓を利用する

蛇口や風呂場のシャワーを節水・節湯水栓にすることで節水ができ、水道代を削減できます。

節水・節湯水栓とは、簡単に水の出し止めが出来るタッチ式の水栓や、センサーに手をかざすだけの水栓、手元で出し止めができる機能のついたシャワーヘッドが代表で、簡単に水の出し止めできるため使用量を減らせます。細かな設備になりますが、年間で換算すると大きいです。しっかり意識して住宅設計するようにしましょう。

保温性の高い浴槽にする(高断熱お風呂)

保温性が高い、高断熱な浴槽を検討するのもひとつの手です。お風呂のお湯は冷めてしまうと追い焚きをして再び温める必要があり、光熱費がかかります。それを見越して、設計段階から、保温性が高く、高断熱な浴槽を設置しておけば、必然的に光熱費を減らせます。多少費用は高くなりますが、ランニングコストを考えれば安い計算になるかもしれません。

高効率給湯器を設置する

エコキュートや、エコジョーズなどの高効率給湯器を設置すれば、燃料の消費量をおさえられるので、効率よくお湯がつくれます

エコキュートであれば、電気料金が安い夜間の料金プランを利用できます。エコキュートは夜間にお湯を沸かし、タンクに貯めておく仕組みなので、昼間はタンクのお湯を使用することから、給湯器を使う機会は減るので、光熱費の削減にうってつけです。

またエコジョーズであれば、排気熱を利用して水を温めるため、少ない熱量で効率よくお湯を沸かせます。注文住宅をたてる際は、高効率給湯器を検討することを強くおすすめします。

まとめ

今回は、光熱費が節約できる注文住宅を作るポイントについて解説しました。残念ながら、国内においては光熱費や水道代など、今後上昇する見通しが立っています。生活防衛するためには、光熱費を節約することを考える必要があるのです。

光熱費を節約するためには、建物自身の性能や品質をあげたり、自身で工夫をしたり、少ない光熱費で快適な住環境をつくれるような対策をうつ必要があるでしょう。注文住宅であれば、自身で住宅の設計ができるため、光熱費を削減しやすい環境といえます。将来のことを念頭において、家づくりをすることをおすすめします。

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